UTF16用VF
はじめに
LaTeX(pLaTeX2e)で「ユニコードの文字」を使うためのvirtual font,およびスタイルファイルです.対応しているdviwareはudvips, dvipdfmx, Mxdvi, xdviです.
OTFパッケージの制作過程でソース配布出来ることが分かりましたので,ソース版の配布に戻します.これに伴いバイナリ版の配布は取りやめます.
簡単にインストールできるパッケージを角藤先生(Windows, Unix用)と小川先生(Mac OS X用)と井上先生(Mac OS X用)とが配布してくださっています.また,土村さんのptexliveからもインストールできます.これらのディストリビューションからインストールされることをお奨めいたします.
UTFパッケージの開発は終了しました.今後はOTFパッケージとして開発を続けていきます.OTFパッケージはUTFパッケージver 2.0相当の物ですが,名称をOTFパッケージに変更いたしました.名称を変更した理由は,互換性が無くなった為と,多くの人にとって必要とはされていない機能を含んでいる為です.從って,UTFパッケージで充分だという人は,こちらをお使い下さい.開発は終了しましたが,不具合があった場合は修正いたします.
ダウンロード
UTFパッケージ(ソース版)のダウンロード (2010/3/22v1.9.6)
ovp2ovfのver. 2.1では正しいVFが作成されません.
インストールにはperl, pltotf, ovp2ovf(最新の物では変換出来ません)が必要です.
ovp2ovfですが,Mac OS Xユーザの方は,井上先生が公開してくださっているomegawareのパッケージをご利用下さい.UNIXをお使いの方は自力でコンパイルしてください.
マニュアル(PDF):ソース版には含まれていません.
VFの構成方法についての覚え書き(PDF):備忘録として
CID Noは
http://partners.adobe.com/public/developer/en/font/5078.Adobe-Japan1-6.pdf
で調べることが出來ます.
おまけ
ソースに書かれたWindowsの機種依存文字がudvips, dvipdfmxなどで出力出来るようになる,TFM, VFもコッソリ公開します.winjis.zip:コッソリ使って下さい.
ヒラギノ角ゴシックW6用の,プロポーショナル仮名のTFM, VFもコッソリ公開します.pkanabin.zip:コッソリ使って下さい.
dvioutでプレビューする場合,日本語の位置がずれることがあります.こちらのaltjfm.zip(2003/10/23)に差し替えて下さい.こちらのJFMに差し替えてもudvips, dvipdmxには影響がありません.
変更履歴
- v1.9.7(2010/7/30)
- mkjvfから作成されるVFが,新しいovp2ovf (ver. 2.1)で作った場合,上手く作成されない不具合を修正[mkjvf]
- (2010/8/2追記)が上手く修正できていなかったので,v1.9.6に戻します.
- v1.9.6(2010/3/22)
- シェルスクリプト内のpltotfをppltotfに変更[makeotf]
- Windows用のバッチファイル(mkotf.bat)を削除
- 新しいovp2ovf, opl2ofmでovf, ofmが作成できるようにOFMLEVELエントリを追加[mkcidofm, mkcidvf.pl, mkvf.pl, mkjvf]
- mkvf.plに土村展之さんのspeed up patchを適用させて戴く[mkvf.pl]
- uplatexに対応するようスタイルファイルを修正[utf.sty]
- v1.9.5.4(2007/3/19)
- ofmのメトリックがおかしかったのを修正[mkcidofm.pl]
- v1.9.5.3(2005/12/31)
- マクロ集の修正(\ajSlantedと\ajSlanted*の定義の入れ換え)[ajmacros.sty]
- v1.9.5.2(2005/5/11)
- 縦書きCID用のVF, OFMのメトリックがおかしかったのを修正[mkcidvf.pl, mkofm.pl]
- v1.9.5.1(2005/1/27)
- ajmacros.styの修正[ajmacros.sty]
- v1.9.5(2005/1/16)
- Adobe-Japan1-6に対応[utf.sty, ajmacros.sty, mktfm.pl, mkcidvf.pl, mkcidofm.pl, kozuka.map, kozukax.map]
- v1.9.4.2(2004/8/17)
- ajmacros.styを読み込まないオプションをnomacrosに修正[utf.sty]
- v1.9.4.1(2004/4/20)
- ofmのメトリックがおかしかったのを修正[mkcidofm.pl]
- v1.9.4(2004/4/17)
- "のcatcodeを強制的に12にするように変更[utf.sty]
- v1.9.3(2004/3/5)
- マクロ集に合字マクロの追加[ajmacros.sty, utf.sty, utfajmacros.sty→削除]
- v1.9.2.1(2004/2/25)
- VF生成スクリプトを修正[mkvf.pl, mkcidvf.pl, mkjvf, mkutf.bat]
- v1.9.2(2004/2/18)
- CVS版のdvipdfmxに対応するためOFMファイルを作成するようにした[makeutf, mkutf.bat, mkcidofm.pl]
- v1.9.1(2003/12/19)
- フォント定義用の内部マクロの(井上浩一氏による)改良[utf.sty]
- dvipdfmx用のフォントマップファイルを20031207版のものに変更[unicode-x.map]
- v1.9(2003/11/25)
- JY1/mc/m/n/10などを\relaxにする方法を変更[utf.sty]
- v1.8.9(2003/10/31)
- 縦組み用のVFでコンマ,ピリオドを句読点に変更する機能の修正[mkjvf, vf]
- v1.8.8.1(2003/10/27)
- property list filesの文字コードをJISに変更[basepl]
- v1.8.8(2003/10/25)
- 縦組み用のVFでクォーテーションマークをミニュートに変更する機能の修正[mkjvf, vf]
- 縦組み用のVFでコンマ,ピリオドを句読点に変更[mkjvf, vf]
- v1.8.7(2003/10/25)
- エキスパートオプション時に用いられるvfがおかしかったのを修正.[makeutf, makeutf.bat, vf]
- 縦組み用のvfでクォーテーションマークをミニュートに変更[mkjvf, vf]
- v1.8.6 (2003/10/23)
- シェルスクリプトが間違っていたのを修正.[makeutf, makeutf.bat, tfm]
- v1.8.5 (2003/10/21)
- 最終的に参照されるtfmのメトリックが間違っていたのを修正.[makeutf, makeutf.bat, tfm]
- v1.8.4 (2003/9/03)
- 横/縱組専用仮名,およびルビ専用仮名が縮小されてしまっていたバグを修正.[mkjvf, vf]
- v1.8.3 (2003/8/18)
- クォーテーションマークがずれるバグを修正.[mkjvf]
- v1.8.2 (2003/03/26)
- hyperref.styが読み込まれている場合,\UTFコマンドなどで指定された文字に対してoutlineファイルへの書き出しが\0xXXXXという形で書き出されるようになりました.[utfajmacros.sty, utf.sty]
- v1.8.1 (2003/03/05)
- \ajLig{!?}, \ajLig{!!}, \ajLig{小コ}の修正[utfajmacros.sty]
- \rubyfamilyも\gtfamilyの時にゴシック体になるように修正[utf.sty]
- マニュアルも修正[utfmanual.pdf]
- v1.8 (2003/03/05)
- \UTF, \CIDを\gtfamilyの時にゴシック体になるように修正[utf.sty]
- expertオプション時,クラスファイルで11pt, 12ptを使用した場合,フォントが切り替わらないのを修正[utf.sty]
- expertオプション時,furikana.styでルビ用フォントが使われるように変更[utf.sty]
- マニュアルのtypoを修正[utfmanual.pdf]
- v1.7.2 (2003/03/03)
- \ajUTFVarDef, \ajUTFVarListの修正[utfajmacros.sty]
- v1.7.1 (2003/03/03)
- kunten2e.sty対応のマクロを修正[utfajmacros.sty]
- v1.7 (2003/03/02)
- 異体字を定義するマクロが追加されました[utfajmacros.sty]
- sfkanbun.sty, kunten2e.styに対応[utfajmacros.sty]
- マニュアルも併せて変更[utfmanual.pdf]
- v1.6.1 (2003/02/23)
- \CIDの定義を修正[utf.sty]
- utfajmacros.styを最新版に差し替え(注意:一部,v1.6のものと非互換な変更があります)[utfajmacros.sty]
- マニュアルも併せて変更[utfmanual.pdf]
- v1.6 (2003/02/16)
- jsbook, jsarticleに対応[utf.sty]
- utfajmacros.styを読み込むようにした[utf.sty]
- 記号類のマクロを定義した[utf.sty]
- CID10185--10195を半角幅に修正[vf, tfm]
- v1.5beta (2003/02/11)
- 半角,3分,4分の文字に対応[vf, tfm]
- スペルミスを修正[utf.sty]
- v1.4 (2003/02/10)
- Adobe-Japan1-4に含まれる,横組用の仮名および縦組用の仮名を用いるオプションexpertを追加[utf.sty, vf, tfm]
- expert宣言したときルビ用の仮名を用いることが出來るように変更[utf.sty, vf, tfm]
- v1.3 (2003/02/06)
- \UTF, \CIDの定義を井上先生の呈示してくださった物に基づき変更[utf.sty]
- \CIDをデフォルトで使えるように変更(cidオプションは殘してあります)[utf.sty]
- v1.2 (2003/02/04)
- \UTF, \CIDの定義を変更(公開せず)[utf.sty]
- v1.1b1 (2003/1/27)
- public beta
- Adobe-Japan1-5のグリフに直接アクセス出来る\CIDコマンドを追加[utf.sty, vf, tfm]
- マルチスクリプト対応の削除[utf.sty, vf, tfm]
- v1.0d1 (2003/1/25)
齋藤修三郎
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